師範学校からの伝統を受け継ぐ筑波大学は、151年の間、全国的に教育に関する発信を続け、影響を与えてきました。本シンポジウムでは、師範学校から今日までどのように日本の学校教育に影響を与え、将来に向けて筑波大学がどのような教育を発信していくべきかを問うことを目的としています。
具体的には、師範学校から東京高等師範、東京文理科大学、東京教育大学、筑波大学が学校教育へ果たした役割を、教育学(体育、芸術を含む)、歴史学、障害科学(特別支援)、附属学校などの観点から話題提供をするとともに、附属学校の役割をふまえながら、これからの筑波大学の学校教育へのかかわり方について考えていきます。午前中は、教育学、体育、芸術、障害科学、附属学校の関係者に登壇していただき、それぞれの立場から、師範学校から筑波大学にいたるまでの日本の学校教育に与えた影響を述べ、歴史的な観点から本学の役割を位置付けたいと考えています。午後は2時間ほどのミニツアーを組み、師範学校からのゆかりの地を回ります。その後、午前の登壇者とともに、これからの筑波大学の学校教育に対する貢献のあり方について議論を深めたいと存じます。
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