Historyあゆみ

筑波大学の起源は1872年、日本初の教員養成機関として発足した「師範学校」にさかのぼります。それから101年、東京教育大学の移転を契機に、よき伝統と特色を生かしながらも、わが国ではじめて抜本的な大学改革を行い、1973(昭和48)年に「開かれた大学」を建学の理念に総合大学として発足しました。開学から40有余年、筑波大学は初心を忘れず、しかもつねに時代を先駆ける大学を目指して不断の改革を続けています。
1872
  • 東京に師範学校設立。
1886
  • 東京師範学校は高等師範学校と改称。
1893
  • 嘉納治五郎、校長に就任。
講道館柔道の創始者。高等師範学校・東京高等師範学校の校長を3期23年余りにわたって務め、教育改革を行いつつ、日本の学校教育の充実、体育・スポーツの発展、そしてオリンピック・ムーブメントの推進に活躍。
1920
  • 東京箱根間往復大学駅伝競走大会優勝
金栗四三が設立した、東京箱根間往復大学駅伝競走大会(現在の箱根駅伝)第1回で東京高等師範学校が初優勝を飾った。
1929
  • 東京文理科大学設置。
1949
  • 国立大学設置法(昭和24年法律第150号)により東京教育大学設置。
1956
  • 朝永振一郎、学長に就任。
東京教育大学第2代学長。1965年、ノーベル物理学賞受賞。くりこみ理論の発明により、量子電気学の発展に寄与。1969年、東京教育大学名誉教授。
1973
  • 国立大学設置法の一部を改正する法律(昭和48年法律第103号)により筑波大学を設置。
1992
  • 江崎玲於奈、学長に就任。
筑波大学第5代学長。1973年、ノーベル物理学賞受賞。量子論的トンネル効果の実証など現代のエレクトロニクスの基礎を担う半導体物理学分野の発展に寄与。1998年、筑波大学名誉教授。
2000
  • 白川英樹名誉教授、ノーベル化学賞受賞。
プラスティックは電気を通さないという従来の常識を覆し、高分子科学分野において「導電性ポリマー」を発見。新たな領域の開拓に寄与。2000年、筑波大学名誉教授。
2002
  • 国立学校設置法の一部を改正する法律(平成14年法律第23号)により図書館情報大学と統合。
2004
  • 国立大学法人法(平成15年法律第112号)により国立大学法人筑波大学を設置。

沿革図